呼び方がよく似ている「生菓子」と「半生菓子」。
この違いを正しくご存知の方は少数派かと思います。「”半”生菓子って?生菓子と何が違うの??」という方も多いのではないでしょうか。
今回はこのちょっと紛らわしい二種類の和菓子のカテゴリーについてご紹介しましょう。
そもそも和菓子とは
まずは基本に立ち返り、そもそも”和菓子とは”という部分をおさらいしましょう。
和菓子の歴史は長く、正確な年代はいまだ見解が分かれる部分ですが、歴史を紐解けば少なくとも誕生したのは1000余年前にさかのぼります。
現在私たちがよく知る「桜餅」や「きんつば」、「大福」などの名物菓子は、江戸時代の工期に誕生したものとされます。
そして現在に至るまでに、さらにさまざまな発展を遂げ、味も見た目にも芸術的な和菓子が誕生してきたのです。
生菓子/半生菓子 とは
ところで、和菓子はそもそもが”日本の風土/気候”に合わせて作られています。そのため基本的には保存方法は”常温”保存です。
この常温保存での日持ちが「短い」ものが、生菓子/半生菓子です。冷蔵保存をするという手段もありますが、どうしても乾燥してしまうと本来の豊かな風味が失われてしまいます。
なるべく早めにご賞味いただくことが、 生菓子/半生菓子 を美味しく味わううえでとても重要なのです。
生菓子と半生菓子の違い
名称だけではいまいち違いがつかみずらい、生菓子と半生菓子。実は食品衛生法により違いが明確に定められているのをご存知でしたか?
・生菓子=水分量を30%以上含むもの
・半生菓子=水分量を10%以上~30%含むもの
これが分類上の違いです。
また「生菓子」という名称から、「焼き菓子」が正反対のカテゴリーに見えるかもしれませんが、これは少し違います。
というのは、生菓子は焼いたり蒸したりしたものもあるからです。一概に”加熱していないもの”という意味ではないのです。すこしややこしくなってしまいましたね。
では、「今川焼き」「どらやき」「たい焼き」などを想像してみてください。これらは表面的には「焼き菓子」の印象ですが、その実「生菓子」に分類できます。あくまでもそのお菓子全体を見て「水分量が30%以上」というところがポイントなのです。
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如何でしょうか。
今回は、「生菓子と半生菓子」についてのご紹介でした。当「しろあん」では、他にも様々な和菓子や店舗様のご紹介、お取り寄せ情報を掲載しております。
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ぜひ奥深い和菓子の世界をご堪能下さいませ。